元オリ左腕がナックルボーラー転向に挑戦 魔球習得で残りのキャリアに活路見出す
2018/02/06
昨季はオリックス・バファローズでプレーしたフィル・コーク投手が米球界復帰を機にナックルボーラー転向を目指していると米メディア「SBネーション」のクリス・コティーロ記者が5日(日本時間6日)に自身のツイッターで伝えた。
メジャー通算407登板で22勝27敗、83ホールド、8セーブ、防御率4.19という実績を残してオリックスに入団したコークだったが、5月に胸郭出口症候群を発症していることが判明し、その後は登板機会がなく6登板(5先発)で2勝3敗、防御率4.56と不完全燃焼のままオフには自由契約となっていた。
今季の所属先を探さなければならなくなったコークは、活路を見出すために35歳でナックルボーラー転向に挑戦し、再びメジャーの舞台で投球することを目指しているようだ。
コティーロ記者は「左腕のフィル・コークがナックルボーラーとして復活することを試みている。2017年は日本でプレーした35歳がブルペンでの投球で記録した回転数は、幾つかの球団にとって魅力的だったようだ」と伝えており、既に複数球団が獲得に興味を抱いている可能性も示唆した。
2002年のドラフト26巡目指名(全体786位)指名ながら、マイナーで実力をつけ、2009年にはワールドシリーズを制覇したヤンキースで72試合に登板し、タイガース時代には主力中継ぎ投手の1人として4年連続となる地区優勝にも貢献するなど、数々の実績を残してきたコーク。
現在はメジャーでもナックルボーラーは絶滅危惧種となっているが、果たしてコークは魔球・ナックルを操る変則左腕に転向することは叶うだろうか。今後の動向にも注目したいところだ。