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【データで選出5月月間MVP】3・4月の不振から見事脱却の西武・秋山翔吾がトップ。広島カープ・大瀬良大地は月間1四球と圧巻の投球

2019/06/07

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千賀の奪三振ペースはダルビッシュ級。大瀬良は投球イニングも稼いだ

 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。

 パ・リーグは千賀滉大(ソフトバンク)、セ・リーグは大瀬良大地(広島)がそれぞれ最高の貢献を記録した。
 
 千賀は3・4月に引き続き、リーグ平均が20%弱となる奪三振割合(奪三振/打者)で30%以上の値を記録した。先発としては2011年のダルビッシュ有(当時日本ハム)を超える歴史的なペースで三振を量産しており、これが失点抑止に結びついているようだ。
 
 ただ松井裕樹(楽天)は46.3%と、千賀をさらに上回るペースで三振を奪っていたようだ。もちろん救援であるため短いイニングに全力投球できるという事情はあるものの、約半数の打者に三振を奪うのはかなりリスクが低い投球といえる。
 
 ほかに注目したいのが大瀬良の与四球割合(与四球/打者)だ。5月は143人の打者と対戦して与四球はわずか1。与四球割合0.7%は各球団のエース級が並ぶこのランキング中でもずば抜けた数字だった。また与四球の少なさは投球数の減少にもつながり、投球イニングは両リーグ最多の38を記録。質だけでなく量の面にも好影響を与えていたようだ。
 
 
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