大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



中日ドラゴンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>

2023/11/04

text By

photo

産経新聞社



第5位 ジーン・マーチン

右投左打
外野手・内野手
在籍期間 5年(1974〜1978)
成績 621試合、打率.276、592安打、161本塁打、415打点、6盗塁
 
 左の大砲としてクリーンナップの一角を担ったマーチン。固め打ちをすることも多く、1試合3本塁打も3度記録している。
 
 アメリカ合衆国出身、身長189センチ、体重91キロ。ドウティー高から1965年MLBドラフト3巡目(全体43位)でワシントン・セネタース(現テキサス・レンジャーズ)に指名され契約。68年に同球団でメジャーデビューを果たし、9試合に出場して11打数4安打1本塁打と結果を出したものの、以降はメジャーでプレーすることはなかった。
 

 
 1974年に来日し、中日に入団。初年度は、開幕当初こそ不振だったが、高い適応力を見せ日本の野球に順応した。最終的に1年目は35本塁打をマークし、ベストナイン(外野手部門)を受賞。V10がかかった読売ジャイアンツをゲーム差0.0の超僅差でかわし、チーム20年ぶりのリーグ優勝へと導いた。
 
 王貞治と活躍時期が被っていたこともあり、打撃タイトルこそ無冠に終わったが、在籍5年間で30本塁打以上放ったのは4度。特に1976年には40本塁打、104打点をマークし、強竜打線の中心格として活躍した。
 
 中日退団後は、横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)へ移籍。28本塁打を放つなど、新天地でも長打力は健在だった。日本球界を退いた後は、メキシカンリーグでもプレーした。

【次ページ】第4位
1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!