中日ドラゴンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2023/11/04
産経新聞社
第3位 ダヤン・ビシエド
右投右打
在籍期間 8年目(2016〜)
成績 943試合、打率.288、1003安打、138本塁打、547打点、15盗塁
2024年シーズンは日本人選手扱いとなるビシエド。中心打者として長らく打線を牽引。堅実な一塁守備でも高い貢献度を誇っている。
キューバ出身(アメリカ国籍)、身長185センチ、体重108キロ。エスクエラ・デポルテ・エスパ高時代には、既にキューバ国内リーグでプロデビューを果たしていた。その後、キューバからアメリカ合衆国へ亡命し、2008年オフにアマチュア・フリーエージェント(FA)でMLBのシカゴ・ホワイトソックスと契約。2010年にメジャーデビューを果たすと、2012年に25本塁打を放つなど飛躍を遂げ、3シーズンに渡って外野のレギュラー格として活躍した。MLB通算成績は、483試合出場で打率.254、425安打、66本塁打、211打点だった。
中日では、主に一塁手として2016年からプレー。同年は開幕から3試合連続弾を放つ鮮烈デビューを飾り、3、4月度の月間MVPを受賞。シーズン序盤は本塁打を量産した。夏場以降は急激に調子を落とし、故障離脱もあったが、規定打席に到達。打率.274、22本塁打の成績を残した。
翌2017年は米国市民権取得のための一時帰国や、死球による右腕尺骨骨折の影響で87試合の出場にとどまったが、2018年はシーズン通して本領発揮。打率.348、178安打、26本塁打、99打点、出塁率.419をマークし、首位打者と最多安打の打撃2冠、一塁手部門のベストナインに輝いた。
以降は、不動の4番としてチームの得点源に。2019年は初の全試合出場を果たし、2年連続のベストナインに選出。一塁守備でも高い貢献度を誇り、翌2020年から2年連続で一塁手部門のゴールデン・グラブ賞を受賞された。2022年も本塁打こそ14本にとどまったが、打率.294、63打点と一定の数字を残した。