中日ドラゴンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2023/11/04
産経新聞社
第1位 タイロン・ウッズ
右投右打
内野手
在籍期間 4年(2005〜2008)
成績 558試合、打率.291、578安打、155本塁打、426打点、7盗塁
驚異のパワーで本塁打を量産したウッズ。その豪快な打撃でチームを牽引した。
アメリカ合衆国出身、身長185センチ、体重102キロ。エルナンド高から、1988年MLBドラフト5巡目(全体128位)でモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)に指名され入団。ボルティモア・オリオールズやボストン・レッドソックスの傘下チームでもプレーしたが、メジャー昇格はなかった。
98年、韓国リーグに活路を見出し、OBベアーズ(現斗山)へと移籍。ここでの活躍により、日本球界進出を果たした。2003年に横浜ベイスターズ(現DeNA)入団を機に来日。すると、2年連続本塁打王という大活躍で一躍球界最強助っ人に名乗りを上げた。
この実績を引っ提げ、2005年から中日へ移籍。主に4番として出場し、1年目から、打率.306、38本塁打、103打点という好成績をマークした。翌06年にはキャリアハイとなる打率.310、47本塁打、144打点(歴代6位)をマーク。本塁打王と打点王の二冠に輝き、チームをリーグ優勝へと導いた。
在籍4年間全てで30本塁打以上、3度の100打点を記録し、不動の4番として君臨した。
第6位 トニ・ブランコ
右投右打
内野手
在籍期間 4年(2009〜2012)
成績 452試合、打率.262、427安打、111本塁打、309打点、3盗塁
主に4番として活躍したブランコ。パワーだけでなく器用さも兼ね備え、広角に本塁打を放つ。
ドミニカ共和国出身、身長188センチ、体重102キロ。サンアグスティン高から、ボストン・レッドソックスと契約。2005年にはワシントン・ナショナルズでメジャーデビューも果たした。しかしその後はマイナー生活に明け暮れた。
当初は日本球界に興味を持てなかった様子のブランコも「2007年の冬からドミニカのウインターリーグに参戦して、日本のチームから関心を持たれるようになり、状況が変わってきた。20代も後半に差し掛かろうとしていたし、日本行きのオファーを受け入れたんだ」と語るように、ついにタイロン・ウッズの穴埋めを期待される強打の助っ人が日本行きを決めた。
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2009年開幕からスタメンに名を連ねると、初打席で本塁打も記録。以降も本塁打を量産し、全試合に4番として出場し、39本塁打、110打点をマークし、本塁打王と打点王の二冠に輝いた。翌10年も、不振に陥った時期はあったものの、2年連続30本塁打以上となる32本塁打をマーク。その打棒でチームに貢献した。退団後はDeNA、オリックスで計4年間プレーした。
その他にも、ケン・モッカ、アレックス・オチョアらも遜色ない活躍を見せた。また、既にランクインしたビシエドは、今シーズンも打線の核として期待されており、その活躍でチームを牽引したい。