NPB歴代の首位打者は? 「打率」は試合数も大きく左右、4割打者の登場なるか<2010年代>【プロ野球史を振り返る】
2020/06/23
新型コロナウイルス感染症の影響で6月19日にようやく開幕を迎えたプロ野球。公式戦は、例年より少ない120試合だが、新たな記録が生まれる足掛かりとなるかもしれない。
規定打席到達が基準となっている「打率」は、試合数によって大きく左右される記録の一つだ。本数の積み重ねである安打や本塁打とは対照的に、試合数が少なければ、高い率を残す選手が現れる可能性も高い。2017年に近藤健介外野手(北海道日本ハムファイターズ)が57試合の出場で打率.413をマークしたのは記憶に新しい。
6月21日終了時点(3試合消化時点)で、坂口智隆(ヤクルト)や栗山巧(西武)ら、セ・リーグは10人、パ・リーグは3人が4割以上の打率を記録している。残り117試合、どの選手にとっても可能性は無限大だ。
ここでは、打率リーグ1位「首位打者」の歴代タイトル獲得選手を年代ごとに振り返り、その変遷をたどっていく。試合数だけでなく、打高時代、打低時代、長打志向のトレンド、使用球の影響など、率の背景が見えてくるかもしれない。最終回の今回は、2010年代を振り返る。
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