巨人・髙田萌生と楽天・高梨雄平が電撃トレード 髙田「全力で頑張る」、高梨「最高の時間でした」 両球団間のトレードは今季2例目
2020/07/14
読売ジャイアンツと東北楽天ゴールデンイーグルスは14日、交換トレードが合意に達したと発表した。これにより、髙田萌生投手が楽天へ、高梨雄平投手が巨人へそれぞれ移籍することとなる。
高梨は、川越東高、早稲田大、JX-ENEOS(現ENEOS)を経て、2016年ドラフト9位で楽天に入団した28歳左腕。変則的なサイドスローが特徴で、ルーキーイヤーからリリーフとして46試合に登板するなど即戦力として活躍した。2018年には70試合に登板し、シーズンオフに行われた日米野球では日本代表にも初選出。昨季も48試合に登板し、リリーフ陣に欠かせない存在となっていたが、今季は開幕から2軍調整が続いていた。
高梨は、楽天の公式サイトにて、「楽天イーグルスという球団、イーグルスファンの皆さん、仙台・東北という場所に感謝しています。箸にも棒にもかからない選手を獲ってもらって、たくさん投げさせてもらった濃い3年半でした。思い出は多すぎるのですが、ベンチからマウンドに行く時の声援、抑えた時の歓声というのは最高の時間でした。プロになる夢を叶えさせてもらって、優勝したかったですが、それはこのあとの野球人生で叶えられるように頑張っていきます。ジャイアンツに行って元気な姿をお見せするのが皆さんへの恩返しになると思っています。これからも応援よろしくお願いします。」とコメントしている。
一方の髙田は、創志学園高から2016年ドラフト5位で巨人に入団した22歳右腕。2年目の2018年に1軍で初登板初先発を果たし、昨季も1軍で2試合に登板するなど、将来を嘱望されていた。
髙田は球団を通じて、「三年半と短い期間でしたが、巨人ファンの皆様の声援がいつも励みになっていました。ファンの皆さまのご期待に応えられず、残念な気持ちでいっぱいです。仙台でも野球選手として、全力で頑張りますので引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします」と新天地での活躍を誓った。